清 掃
工場内の清掃がメカニックの基本。身の回りの道具を整理整頓して、効率良く作業を開始します。
(26歳)2014年入社
昔からクルマやバイクが好きで、とくにマツダの技術やデザインが気に入っていたという菅野さん。メカニックに対する自身の興味も、入社以後どんどん深まっているそう。
菅野さんは、普段からよく声をかけて教えてくれる優しい先輩です。仕事が丁寧で速いのにはいつも驚かされています。時には厳しい指摘もしてくれて、親身に指導してもらえることに感謝しています。
東京マツダ 有明営業所 整備課
<2018年入社>
ずっと父と兄がバイクを乗っていて、私も影響を受けて小さな頃からバイクやクルマが好きでした。とくにクルマは毎年のように新しい技術が出てきて、つねに勉強していくことが求められます。勉強して挑戦し続けなければクリアできない、という仕事をしたかったのが、整備をめざした理由です。その中でマツダは、「7 8 7 B 」に代表されるようにレーシングカーも優秀ですし、僕自身ゲームをしていてカッコいいスポーツカーを選ぶとなると、マツダ車であることが多かったんです。だから最初からマツダ、でしたね。
配線図が読み解けるようになったり、エンジンを初めて直したときもうれしかったですが、思い入れが強く残っているのは、むしろ失敗してしまったときのことです。2年目のとき、オイルキャップを十分に閉めずにお客様に返してしまうミスをしてしまいました。やがてオイルがもれ、エンジンが焼き付いてしまうというトラブルに…。とても後悔して、相当に凹みました。でも心配してくれた先輩がつきっきりで修理対応に付き合ってくれたんです。おかげで、失敗を今後に活かしていこう、と前向きになれました。
いま自分が乗っているクルマは、30年前の「サバンナ」なんです。ずっと乗りたいと思っていたのですが、たまたまお客様で乗っている方がいて、自分も欲しくなって勢いで買ってしまいました(笑)。あえて古いものに立ち返ることで、逆に進化の度合いがわかるというか、いつも整備書とにらめっこしながら楽しんでいます。たとえば、僕が乗っているF C -3Cのロータリーエンジンと、後輩が乗っているFD-3S、そのあとの
R X -8のS E - 3 Pでは、同じ1 3 B 型のエンジンでも全然構造が違うんですよ。その中で共通点を見つけたり、自分なりに深堀りしていく作業はかなり面白いです。もちろん他のメーカーにも名機とわれるエンジンはありますが、ロータリーエンジンはマツダしかありませんから、やっぱり楽しいですね。
マツダでは整備技術の全国大会が2年に一度開催されていて、そこに出場することが当面の目標です。まずはエリアの予選を突破することを目指して日々の仕事も頑張りたいですね。こうした技術大会の開催に関しても、日本で一番早く始めたのがマツダだと聞いたことがあります。独自エンジンの追求なども含め、技術を高めることに強いこだわりをもつのがマツダの良さだと感じているので、自分も負けないように勉強を重ねていきたいです。
工場内の清掃がメカニックの基本。身の回りの道具を整理整頓して、効率良く作業を開始します。
工場内の全体を管理しているフロントに自分の担当する作業を確認。不具合の内容などをしっかりと把握します。
難易度によっては別のメカニックと一緒に二重チェックをするなど、慎重な作業を心がけています。
後輩の指導と育成もメカニックの大事な業務。難しそうな箇所などを先回りして指導し、作業の相談にも乗っています。